出会い系の割り切りってどんな感じ?実際に体験してみた

割り切りって一回きりの割り切ったお付き合いって意味じゃなくて、お金で売買するだけの関係って意味だったんですね。危うく勘違いするところでした。

って素人に金払うくらいなら風俗行くわくそがーっ!

怒り心頭の俺でしたがしかし、一方で持ち前の好奇心が湧いてくるのをひしひしと感じました。割り切りってつまり、自分に値段つけるってことだろ。低くするやつはもちろん自分に自信がないやつだし、逆に高い女は自分に自信を持っている=美人。つまり……、

この論理で行けば、超絶美人とセックスができる!?

こうしちゃいられない。早速俺は最近出会えると話題の出会い系PCMAXに登録しました。準備は万端だ。あとはどうやって探すかだが、なるほど掲示板を利用するんだな。ネットの情報を鵜呑みにする俺。

なにやらアダルトな掲示板があったのでアクセスすると、そこには自分に値段をつけた女たちがわんさか。どうどうと息子をさすさす抑え込みながら俺は一番高い値段を提示しているやつを探します。いた、こいつだ……っ!

「ホ別10」

簡素な書き込みにひしひしと自信を感じますね。これは行くしかない。俺は誰かに取られる前にと過去最速のスピードで指を動かしメールを送りました。

「はじめまして(*^▽^*) 28歳のキョンといいます(#^^#) 良かったら今から会いませんか? 場所とか時間はどこでも大丈夫ですよ!」
「はじめまして。若いね、私なんかでいいのかな。じゃあ1時に横浜駅の崎陽軒本店前はどうかな?」
「オッケーです! 写メってもらえたりませんか?」
「ごめんねー、写メはちょっとー……。じゃあ後でね!」

下手に出たはいいが、写メまではもらえませんでした。しかし気になったのは「若いね」の一言。決して若いと言えるような年齢じゃないのだが。そう思って相手の女性、トロさんの年齢を見ると、30代後半。

うそ、だろ……?

致命的なミスを犯してしまった俺。俺には年上属性はない。ましてや熟女属性なんて……ッ! どうする俺、どうするのっ!

現れたのは、ロリ巨乳熟女……っ!?

はーい、俺は今崎陽軒本店前にいまーす。

律儀に来ちゃったよ。さすがは学生時代、律儀過ぎて逆にキモがられるという偉業を達成した俺。しっかりオシャレして、ゴムも持参してきちゃいましたよ。

もちろん、財布の中には諭吉さんが雁首揃えてますが、なにか?

今まで本の中でしか聞いたことのないもの、不安と期待の入り混じる感情を喉もとで感じながら(ただの吐き気)俺は待ちました。待って、待って、そして待ち合わせ時間から10分が過ぎた時、彼女は現れました。

「おまたせー。キョン君?」

声がして、振り返った先にいたのは、

永作博美似のちっこ可愛い美人さん!

まじか、まじか、まじかー。正直30代後半には見えません。20代後半、下手すれば25,6に見えます。決して化粧で誤魔化している感じではなく、ナチュラルに綺麗。美魔女とはまた違う可愛さ。

「あ、はい。トロさん?」
「あ、名前教えてなかったね。さえでいいよ」
「さえさん」
「はい♪」

可愛ええー!

これが10万円か。10万円の自信か。ワンピースの胸元を見る限り、胸は最低でもDはありそう。慎重は150あるかないかくらいだから、そのアンバランスさが逆にエロい。ふと左手に目をやると指輪が、薬指に。

「あれ、結婚してるんですか?」
「あ、うん。そうだよ。嫌だった?」
「全然嫌じゃないです!」
(全然嫌じゃないです!)

おっと、心の声が思わず口から出てしまいましたぜ。しかしさえさんもまんざらでない様子なので結果オーライ。そのままさえさんに手を引かれるままホテルへ。

息詰まる攻防……っ!

ホテルの部屋に入った瞬間、衝撃の言葉さえさんの口から漏れる。

「でもほんとにフェラだけで1万円もらっていいの?」
「……え?」
「え?」

空気が凍りました。俺が油の切れたロボットのようにぎこちなく首を回して、さえさんの顔を見ると、そこには冗談を言っているような雰囲気は感じられませんでした。まさか、勘違い……?

急いでスマホを取り出し履歴を確認する。いや、合っている。タイトルは「ホ別10」、内容も自己紹介とほぼ変わりません。俺はその画面をさえさんに見せました。

「え、これって本番別1万円ってことじゃないの?」

そうきたかー。ホテル代を俺が払った時「いいのにー」と言っていた意味がわかりました。くそっ、勘違いしてやがったのか。

「違いますよ。これはホテル代は別、本番ありで10万円ってことです」
「10万円!? キョン君そんな大金出そうとしてたの?」
「う……ま、まあ」
「駄目だよそんな10万円なんて、もっと良い使い道探しなさい」

なんで俺ラブホテルの一室で説教受けてるんだろ。あまりのショックに頭が真っ白になりそうながらも、俺はセックスがしたい一心で一縷の望みに想いを繋ぎました。

「でも俺、今日はセックスする気できたんですけど?」
「だーめ。今日はお金無しでフェラしてあげるからそれで我慢して」
「ひどいですよー。俺ちゃんと10万円用意してきたのに」

言いながら財布から諭吉さんの顔をひょいと出してあげると、些細な変化ではありますが、さえさんの顔つきが微妙に変わりました。これはいけるかもしれない。そう思った俺はさらに攻勢に出ました。

「ほら、さえさんのために、ちゃんと」
「でも10万円は高いよー……」
「じゃあ8万円なら?」
「えー……」

なんだか立場が逆転しているようにも思えましたが、さえさんの葛藤は手に取るように分かります。お金欲しい、でも俺のような前途ある若者からそんな大金を取って良いものか。俺は更なる交渉を続けました。

「じゃあ5万円ならどうですか!」
「えー、んー……、でも旦那いるしー……」
「ここまできたらもうどっちにしろいっしょですよ。絶対気持ちよくしますから」
「……ゴムしてくれる?」

落ちたっ!

完全なる俺の粘り勝ちです。もちろんコンドームを着ける約束を快く快諾し、俺は念願の割り切りを初体験しました。

結論から言うと、5万円払った甲斐はありましたね。なにせあれからさえさんは俺のセフレになったのですから。これなら10万円払っても良かったかなと思いますが、それはさえさんの良心に感謝ということで。

それから何度か出会い系使って割り切りの関係結んだりしてますけど、面白いことに値段と顔面偏差値はいまいち釣り合わないことがわかりました。逆に若干値段を低めに設定している子のほうが可愛かったりします。

多分、遊び慣れている女ってのは別に美人なんじゃなくてただ都合が良いだけなんでしょうね。それを本人が勘違いしちゃって、無駄に自信をつけちゃってる。可哀想だとは思いますけどこれが真実。割り切りを狙うなら、相場よりも少し低めの値段を設定している子が狙い目ですよ。